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新聞合冊製本の保存事例 ―読売新聞社様の導入事例―2008年10月30日
棚はめ込み式保存箱に高い棚上でも大きな新聞を出し入れしやすいように上下に開閉する扉をつけた。容器外壁には撥水性とガスバリア性に優れた不活性フィルムをコート、内壁は優れた調湿性と汚染ガスを吸着する機能を持たせた“新きりなみ”仕様にしてある。
棚はめ込み式保存箱 組み立て式の他、仕切り付、トレイ付もご用意しております。
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処置前の棚
読売新聞社様所蔵のマイクロ化の終了した新聞合冊製本約9,000冊を対象に弊社を含む3社*で、悉皆調査、脱酸性化処置、保存容器の作製収納を行った。脱酸性化処置ではエチレンオキサイド・ガスを使用し、脱酸性化に加え充分な殺虫殺菌が行われている。
大型の合冊製本に合わせて、弊社では上下に開く棚はめ込み式保存箱を作製した。保存箱への収納時には拭き取り処置(必要に応じて消毒用アルコールを併用)を行い、その後保存容器に収納した。
これだけ大量の新聞原紙をマイクロ化、脱酸性化処置から保存処置まで行ったのは国内でも初めての事例と言えるだろう。
![]() 悉皆調査:1冊ずつチェックして項目別に本の状態を記録する。 |
![]() 拭き取り処置:超極細繊維クロスで外側のカビの残滓、汚れなどを拭きとる。 |
![]() 配架作業:処置を終えた資料を保存容器のなかに収納する。 |
※ 株式会社ニチマイ様
日本ファイリング株式会社様