今日の工房 

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2015年02月19日(木)大船渡で被災したアルバムの復旧に尽力してきた金野さんが工房に。元の持ち主への返却率は90%

紙本・書籍修復家の金野聡子さんが来社された。金野さんはコンサーバター養成機関である英国Camberwell College of Artsでアート・オン・ペーパーのコンサベーションを学び、地元の大船渡市で紙本・書籍保存修復の仕事をしておられる。2011年の東日本大震災では、民間の被災写真やアルバムの復旧に尽力され、弊社と東京地区の図書館員やアーキビストが協力して立ち上げたボランティアグループ東京文書救援隊の被災資料復旧システムをいち早く導入し、活用して下さった。今回は、大船渡市でお会いして以来の再会となった。現在も被災資料の復旧作業は継続中で、処置後、所在不明の資料の90%が、大船渡市の社会福祉協議会を通して持ち主のもとに返却されているとのことで、返却率の高さに金野さんらの活動に対する市民の方々の関心の高さを感じる。金野さんの活動を記録した『思い出をレスキューせよ:“記憶をつなぐ”被災地の紙本・書籍保存修復士  』(堀部薫著、くもん出版  2014)も。金野さんのブログはこちら

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