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2019年5月29日(水)夏休み明けの書庫にカビを発生させないために今、できること
昨年は猛暑が続いたこともあってか、特に夏休み明けの8、9月、さらに10月になってからも、書庫の資料にカビが生えてしまったので何とかしたい、という問い合わせをたくさんいただきました。ここ数日の5月とは思えない猛暑を体感すると、今年の夏も昨年並みになりそうで、カビ被害が増えるのではないかと心配しております。
昨年のカビ発生要因として一番多かったのは空調管理の不備によるものです。
・メンテナンスを怠り、空調が故障していた。
・冬の間、除湿器を停止し、そのまま春夏もつけ忘れてしまっていた。
など、特に閉架書庫などで人の出入りが少なく、気づいた時にはカビが発生していた、といことが多かったようです。
カビ胞子は空気中どこにでも存在するもので、カビが好む環境が整えばすぐに活性化したカビとなります。上記のような書庫の場合は、空気中に浮遊しているカビ胞子が資料表面の塵や埃を温床とし、空調の停止により湿度があがり、カビが活性化したということです。
これからの季節に備え、今の時期に書庫の空調の確認、資料のクリーニングをお勧めいたします。