今日の工房 

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2016年3月16日(水) 明治新聞雑誌文庫様所蔵の屏風の下張りから新聞を取り出す。

東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター 明治新聞雑誌文庫様よりお預かりした屏風の下張り。今回、下張りの一部に明治期の貴重な新聞資料が使われていることがわかり、解体して新聞を取り出し修理を行うことになった。資料は下骨から2層目(胴張り)にあり、酸性紙化によって紙力が極限まで低下していて非常に脆い。まずは1枚の新聞紙になるまで、張りついた和紙を少しづつ丁寧に剥がす作業を行っている。

 

屏風やふすまの下張りは5〜6層の紙の重なりで構成されており、不要になった書類や手紙、新聞紙など再利用されることがよくある。今回も新聞以外の層からは、地方の尋常小学校の試験問題や答案用紙、成績表などが多数見つかった。

 

 

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