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2016年1月22日(金) 日本郵船歴史博物館様の絵画の収蔵環境を保存容器とガス吸着シートで改善
日本郵船歴史博物館様から収蔵庫環境をより良くするため、絵画84点用の保存箱製作のご依頼があった(以前の船体模型用保存箱の事例はこちら)。これまでは、剥き身、エアキャップ梱包、酸性の茶段ボール製の箱で収納されていた。今回用意した箱は、資料一点ずつのサイズに合わせた差し込み箱。空気中の汚染ガスから資料を守るためだけでなく、木製の額から発生する酢酸などの汚染ガスへの対処として、一点ずつGasQで包んでから箱に収納した。箱にすることで自立しやすくなり、以前よりも省スペースでの収蔵と容易な出し入れが可能となった。ご担当者様からは「これまで感じていた酸性紙特有の甘酸っぱい匂いがなくなった」と評価いただいた。