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週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。
2012年04月19日(木)
江戸期の埋蔵銭貨をいれる特注容器。碁石のような粒状の形をしたものや延板状の長楕円形など色々な形態がある資料のため、一点ずつ形をトレースして、落とし込みマットを作成した。箱には綿布団を組み込み、蓋を閉める際、資料を適切に保持できるよう工夫されている。
2012年03月22日(木)
彩色部分の絵具が剥落するおそれのある軸物を広げた状態で保管する容器。強い巻き癖のため両端の八双と軸棒に箱型のストッパー(写真左より1・2番目)を 被せて戻らないようにする。さらに上板(写真左より3・4番目)を載せて左右のストッパーを固定する構造。軸物の出し入れを容易にするため容器の側面には フラップを付けた。
2012年03月08日(木)
甲冑と、付随する装飾具を共に収納する箱を作る。重量のある甲冑は各部分を解体して収納される。保存箱の形状は、コの字状のスリーブが着脱可能で、収納したものを安全に取り出せるつづら箱に、また、荷重のかかる底面には補強材を組み込み、歪みや破断が生じない構造にした。
2012年02月23日(木)
胸像と台座をまとめて収納するつづら箱を制作した。台座はスライド式のトレイに入れてつづらの底に納め、その上に胸像を乗せる。複数の資料をまとめて一つの箱に納める場合、箱に仕切りをつける他にもこのような方法がある。
2012年02月09日(木)
2012年01月26日(木)
木箱に保管されていたガラス乾板古写真を入れる専用保存容器を作る。既存の木製箱と乾板のサイズに合わせたシンク(凹み)を持つフレームを作成し、共に保管できるよう2段構造となっている。また既存の木箱からの揮発成分の影響を考慮して、ガス吸着機能をもたせた新きりなみ仕様となっている。
2011年12月1日(木)
火災によって本紙の一部が焼けてしまった巻子状の家系図。被災後に一度、裏打ちによる修理がされているが、細い軸棒に巻かれていたため、 焼けた部分を中心に折れや剥落が生じている。表装の解体後、糊差しと極薄の和紙による表打ちを行なってから、径の大きな中性紙の丸筒に巻き、保存容器に収納した。
2011年11月10日(木)
2011年10月21日(金)
ガラス乾板や湿板を保管する専用保存箱。破損した乾板を破片サイズに合わせ作成した落とし込みマットも。写真画像を擦れることなく保管するため、4つの袖があるフォルダーに入れ収納する。保存容器は、中身の確認がしやすいもの、出し入れの容易さ、光や埃からの保護といった色々な目的によって少しずつ形態が違う。物理的な強度・緩衝性は内外の従来品を凌駕する。
2011年10月06日(木)
2011年09月22日(木)
仏具や装飾品をまとめて収納するために仕切りをつけた保存箱。今回は所蔵者様所有のキャビネットに保存箱自体をすっぽり納めたまま使用したいとのご要望に沿い、外蓋を落とし蓋のような形状にし、取りやすくした(写真左から3・4番目)。
2011年08月25日(木)
絵画や木製彫刻、陶芸品などの美術工芸品の収納、保管に使う綿布団。 外部からの衝撃や振動を和らげる「緩衝材」として、容器内部で文化財を安定させる。立体面のカーブ、凹凸など、ものの形状に合わせ包み込むように支える。 コットンライクな柔軟性とクッション性があり、コシがあるので部分的に入れるだけでも充分に固定できる。緩衝材としての機能を維持しつつ、文化財の長期保 存に適した素材を使用している。
2011年08月11日(木)
2011年07月28日(木)
仏像とそれに付随する貴重な装飾品類をまとめて一箱に保管するための保存箱。仏像は筒状の囲いの中に立てて納め(写真左から1番目)、付随する装飾品類は仕切付きの台差箱に納める(写真左から2番目)。これで付随品の多い資料も、まとめてコンパクトに保管ができる。
2011年06月16日(木)
酒杯などの小型の資料を複数個まとめて一箱に入れるための保存箱。仕切りをつけ、各部屋の底面に綿布団を敷き(写真左から2番目)、更に上に綿布団を敷いて資料をくるむことにより、安全に保護・保管することができる(写真左から3枚目・資料はダミー)。使わない部屋にはスペーサーを入れて塞ぐこともできる。一箱にまとめることにより管理やアクセスもしやすくなる。
2011年04月28日(木)
巻子3幅と、もとの資料が入っていた木箱をまとめて収納できる仕切り付き保存箱。木箱を収納するスペースには取り出しやすいように指掛けを付けた(写真左から2枚目)。また軸受は表面に化粧貼りをほどこした新たなバージョンを考案。
2011年04月14日(木)
2011年04月07日(木)
2011年02月17日(木)
2011年02月03日(木)
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