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今日の工房 2017年 1月
週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。
2017年1月25日(水)「日本写真保存センター」セミナーが2月8日に。当社も関連製品を展示します。
2月8日(水)に池袋サンシャイン文化会館7階で開催されるpage2017のオープンイベント「日本写真保存センター」セミナー『時代を記録した写真原板に光を!-眠っていた写真原板を目覚めさせ、活用しよう-』に出展します。
印刷媒体等で公表している写真家(プロ、アマ問わず)の写真原版(フィルム、乾板、湿板)を収集保存している日本写真保存センターによる調査研究成果の発表があります。また、写真原版を長期に保存するための知見、技術、製品を持った企業が出展します。
弊社は、写真資料(紙焼き、ポストカード、フィルムなど)用のバインダーとリフィルやガラス乾板用保存箱とフォルダーの他に、汚染ガス吸着シート GasQ®を使った映像フィルム用、レコード用といった視聴覚資料用など、利活用と長期保存性を考えた保存容器を展示します。どうぞご自由にお手に取ってご覧ください。
申し込み締め切りは1月31日(火)です。奮ってご参加ください。
2017年1月18日(水)修理に欠かせない道具・材料—リーフキャスティング(漉き嵌め)で使用する竹簾
竹簾はリーフキャスティング(漉き填め)を行う際、濡れた紙資料を安全に扱うための支持体としてとても重要な道具。頑丈な作りで壊れることはそうそう無く、長年の使用で糸が緩んでも自分たちで締め直しながら大切に使ってきたが、繁忙期のフル稼働に備えて新調することになった。これらは手作りで材料の竹も選りすぐりのものでできている。ほかにも修理に欠かせない道具や材料はたくさんあり、刷毛、和紙、革、プレス機、断裁機など、修理の現場はいろいろな分野の職人さん達の優れた手の技術に支えられている。
関連情報
今日の工房 2015年12月2日(水) 修理製本の隠れた部位に使う「白鞣し革」とは?
今日の工房 2015年03月18日(水)修理の各工程で使う水にはこれだけの質が要求されます
今日の工房 2012年04月12日(木)断裁機のメンテナンス
今日の工房 2010年09月02日(木)押切り機のメンテナンス
今日の工房 2009年08月19日(水)糸が緩んだ漉き簾を直す
2017年1月12日(木) ゲーム資料保存の喚起を促す小冊子『ゲーム保存の意義とその実践』–国内外の現状と課題、データ記録媒体の基本知識や保存等の実例も
NPOゲーム保存協会が作成した小冊子 「ゲーム保存の意義とその実践」では、国内外のゲーム文化保存や協会のゲーム保存に関する取り組みがまとめられ、ゲーム資料の保存の必要性を喚起すると同時に、なぜ保存が必要か、なにを、どのようにすべきかを簡潔明瞭に述べている。構成は次の通り。
第1部 流出するのは文化財だけではない。何もしなければ文化そのもの、そしてその歴史まで、他国のものになって行く。
-すでに始まっているゲーム保存の国際競争
-ゲーム大国地位回復のために 今すぐ、国ができること。
第2部 ゲーム保存の意義とその実践 NPOゲーム保存協会がみた日本の現状と当協会のこれまでの取り組み
-浮世絵現象
-海外に先を越されるコレクション
-アーカイブというミッション
-ゲーム保存協会ゲーム・データベース
-コレクション・資料収集
-資料の劣化について
-保管技術
-フォレンジック・プリザベーション
-保存技術とその未来
-NPO法人ゲーム保存協会
「残念なことに、日本が海外に誇る一大文化コンテンツであるはずのゲームは、資料自体の劣化が人々の予想以上に速く、非常に脆い性質のものであることが多いのです。このまま年月が経過すれば、現代文化の大きな一翼を担っているにも関わらず、これまでの電子ゲーム及びその関連機器・資料等の歴史、全体像やその受容のされ方を、未来へと継承していくことが困難なってしまうおそれがあります。私たちゲーム保存協会は、この危機に立ち向かい、少しでも多くの貴重な電子ゲームを後世に残すべく活動をしています。」(本文中より抜粋)
NPO Game Preservation Society NPOゲーム保存協会 2016年9月29日発行
2016 増補版 「ゲーム保存の意義とその実践」
この小冊子は、同協会にサポーター登録(3,000円から)をされた方にPDFファイルで配布されます。お問合せはNPOゲーム保存協会まで。
関連情報
◆NHKワールドによるゲーム保存協会についてのドキュメンタリー番組 Inside Lens – Game Preservation – The Quest
◆今日の工房 2016年3月9日(水) ゲームソフトのフロッピー、テープ、CDを保存するには