今日の工房 サブメニュー
今日の工房 2016年
週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。
2016年6月8日(水)スチール製キャビネットの引き出し専用収納箱を東京文化財研究所に
東京文化財研究所 企画情報部様からのご依頼を受け、スチール製キャビネットの引き出し専用の収納箱を作成した。既存のプラスチック製仕切り板は、資料の荷重によって湾曲し、出し入れがしづらい状態だった。そこで、箱の内寸に対し仕切り板の幅を大きくとり、スリットに差し込む時に外れにくく、資料がよりかかってもしっかりと支えられる構造にした。既存の引き出しの奥行きや幅に合わせて設計されているため、スペースを有効に使えるようになり、また検索しやすくなったことで出し入れも安全に行えるようなった。
2016年6月1日(水)「GameOn ゲームをどう残すか」フォーラムに参加しました。
日本科学未来館と株式会社角川アスキー総合研究所は2016年5月20日、企画展「GAME ON」の特別フォーラムとして「ゲームをどう残すか〜技術と体験のアーカイブ」を開催した。フォーラムでは、ゲームアーカイブに携わる講演者の取り組みの紹介、ゲームや周辺文化の保存を巡る社会的意義についてなど、ゲームを「なぜ残すか」という点を中心に幅広い話題を取り上げた中身の濃い議論が交わされた。プログラム概要は以下のとおり。
[司会]
遠藤諭(株式会社角川アスキー総合研究所)
今泉真緒(日本科学未来館)
[講演者]
■第1部 プレゼンテーション どう残すか -ゲームアーカイブの現状と課題-
「MANGAナショナル・センターの構想とは?」 桶田大介(弁護士/マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟アドバイザー)
「CiP | Contents Innovation Programの紹介」 中村伊知哉(慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授/CiP協議会 理事長)
「日本ゲーム博物館について」 辻哲朗(日本ゲーム博物館 館長)
「ゲーム資料保存の未来」 ルドン・ジョゼフ(NPO法人ゲーム保存協会 理事長)
「立命館大学のゲーム研究について」 細井浩一(立命館大学 映像学部/ゲーム研究センター 教授)
「文化資源アーカイブとしてのゲームアーカイブの位置付け」 柳与志夫(東京大学大学院情報学環 特任教授)
■第2部 ディスカッション なぜ残すか〜ビジョンの共有〜
-日本におけるゲームアーカイブの現状と課題-
現状:
現在の日本では、さまざまな立場の人が、個々の機関、分野ごとにアーカイブへのアプローチをしており、その取り組み状況にもばらつきがある。またそれらの連携が不十分であるため、一元的に保存・活用できるような環境整備が必要とされている。そうした状況のなかで、「MANGA(Manga, ANimation and GAme)ナショナルセンター構想」を始め、中核的なアーカイブ事業も進みつつあるが、その中でもゲームアーカイブが最も立ち遅れており、なかなか果が行かない状況とのことであった。
課題:
ゲームはマンガやアニメーションとならんで現代のポップカルチャーを代表するコンテンツであり、世界に誇れる日本の文化のひとつであるのは確実だが、それを支える制度・政策が存在せず、その文化を様々な形で支える基盤が成り立っていない。国や行政、大学、民間企業やゲーム企業、個人、各々が継続性や網羅性について課題を抱えているなど、いろいろなレベルの大小さまざまな課題が提示された。併せて、アーカイブに関わる技術的課題の他に、「文化資源」として「公共的」に残すという取り組みへの課題も示された。
関連情報
2016年5月25日(水) 平綴じされた機械パルプ紙製の小冊子やノートのヒンジ部破損の修理
機械パルプ紙製の小冊子や大学ノートなどによく見られる表紙ヒンジ部の損傷。ヒンジ部とは、冊子の表紙の開閉時の「ちょうつがい」になる部分。酸化と酸性劣化により紙の耐折強度が低下している機械パルプ紙の資料の場合、同じ位置で強制的に折られる表紙ヒンジ部は、真っ先に破断などの損傷が起きる。閲覧利用の際や、デジタル化撮影の際、あるいは冊子を開いた状態で展示する際などに、何度か冊子を開け閉めしていると、気が付いたら表紙がヒンジ部で切れてしまった、と言ったご相談もあります。
今回取り上げている小冊子は、本体は針金による平綴じで、表紙が本体の綴じ代で糊付けされ、それによりできた綴じ代の内側のヒンジ部に負担が集中して破れが起きている。修理方法の一つとして、表紙のちょうつがいの位置を移動し、冊子の開閉時に表紙が折れない構造にする処置がある。処置工程は、冊子の金属留め具を除去して表紙と本体を解体し、破れている箇所を和紙とでんぷん糊で修補する。表紙以外の本体を糸で綴じ直し、表紙は本体の綴じ代に糊付けしない。(平綴じでなく、かがり綴じでの綴じ直しができるのであれば、かがり綴じの方がさらに負担が少なくて良い。)これにより、表紙のヒンジ部は背表紙の表紙側の角に移った。
表紙と本体の接合方法については、資料によって様々であるため、各資料に合わせて十分な接合が確保できるような構造にする。
2016年5月18日(水)ラベルを定位置にきれいに貼るための簡単な治具
保存容器などにラベルを貼る際は、「蓋の中央」「下から1cm」というように、位置を正確に決めて貼りたい。特に複数の容器に貼る際には、並べた時にラベルの位置が揃っていると、見た目もきれいである。とはいえ、貼るたびに定規を当てて印をつけて、というのも面倒なもの。そんな時は専用の治具を作ると便利である。治具は、大きさの違う板紙を2枚貼り合わせたもので、裏面にくる段差を箱の縁にあてて使う。シンプルで使い勝手が良く、簡単に作ることができるので、ラベル貼りにお困りの方はぜひお試しください。
【例:端から1cmのところにラベルを貼るための治具】
○材料
・硬い板紙 または アクリル板
・両面テープ または のり
○作り方
① 板紙から扱いやすい大きさの四角形を2つ切り出す。片方の一辺は1cm短くする。
(例)4×4cmと4×3cm
② 両面テープで貼り合わせる。
関連情報
2016年5月11日(水) 電動ドリルで資料に穴を開ける。
電動ドリルで穴を開ける。目打ちが紙を「押し広げて」穴を開けるのに対し、ドリルは紙を「削り取って」穴を開ける。酸化・酸性紙化により紙力が低下した紙は、目打ちで押し広げて穴を開けると、周囲にひび割れが広がってしまう場合がある。特に小冊子に綴じ穴を開ける処置ではドリルを用いた方が資料にかかる負担が少ない。また、ハードカバーの外れた表紙を本体に再接合する方法のひとつのタケッティング法では、表紙ボードの断面から正確に細い貫通孔を開ける必要がある。このため、径が1㎜以下の刃を装着したペン型のドリルを使う。一見大胆な道具にも思えるが電動ドリルの使用が適している処置は多々あり、修理に欠かせない道具のひとつである。
2016年4月27日(水) 日本郵船歴史博物館の方々の工房見学
日本郵船歴史博物館様から5名の方々が工房見学に来られました。今回、同館から当方が初めてお預かりしている資料の修理(主に洗浄・脱酸性化処置)の作業工程を、人、場所、材料とともにじっくりとご覧いただいたことで、ご納得・ご安心いただけました。合わせて保存容器部門もご案内しました。どちらの部門でも、熱のこもったご質問とご意見をいただき、弊社にとっても大変貴重な見学会となりました。
・日本郵船歴史博物館様の保存容器導入の事例
見学をご希望されるお客様は、あらかじめお問い合わせください。ご希望の日程や人数等をお知らせいただければ、当方の予定と擦り合わせて、ご返答いたします。
2016年4月20日(水) 早稲田大学演劇博物館の森律子等身大人形のコンテナ型保存箱。
早稲田大学演劇博物館様所蔵「森律子等身大人形」(資料番号04040)を収納するコンテナ型保存箱。森律子(1890-1961)は最初期のスター女優。コンテナの蓋は人形を出し入れする際に邪魔にならないように、前面はめ込み蓋になっている。身と蓋はマジックテープで固定する仕組みで、取り外しが簡単。足元の土台に合わせて固定用スペーサーを設置しており、人形本体が内壁に接触しない構造になっている。
2016年4月13日(水) ステープルやクリップなどの鉄製の留め具を安全に外すには
金属製の留め具の中でも鉄製のものは、時を経て空気中の酸素と水分に反応することで錆びが発生し、留め具そのものだけでなく、接触する本紙が腐食したり、汚れてしまう。また、糸の代わりにステープルを使うワイヤーソーイング法で綴じられた本のように、本の構造全体が崩壊することもある。
これらを安全に除去するために、資料の状態に合わせてマイクロスパチュラ、ニッパー等の道具を使い分ける。市販の文具のリムーバーは、劣化状態によっては、除去する際に無理な負荷がかかり、さらに資料を傷めることがあるので、特に貴重な資料等には用いない方がよい。また、錆びて脆くなった留め具は粉状に崩れることがあるため、本紙を汚さないようにドライ・クリーニングも同時に行う。
ステープルの除去
ステープルの足と本紙の間にマイクロスパチュラを差し込み、ステープルの足を立ち上げて、本紙をひっくり返し、ニッパーで挟んでまっすぐに引き抜く。紙力が低下している場合は、間にポリエステルフィルム等を挟んで本紙を保護しながら作業を行うと、さらに安全である。しかし、中には、酸性紙化が進み脆くなった紙や、薄い紙束等、ステープルの足を立ち上げる際の負担に耐えられない資料もある。そのような場合はステープルの足を資料面ぎりぎりのところでニッパーで切断する方が、手早く、安全である。また、雑誌や小冊子等からステープルを除去する際は、一度に引き抜くのではなく、数ページずつめくりながらステープルの足をこまめに切断し、その都度本紙を外す作業を繰り返すと、本紙にかかる負担が軽減できる。
クリップの除去
紙力が十分な場合は、長い輪の方を親指で抑えつつ、短い輪の方を持ち上げて除去する。紙力が低下している場合は、クリップの両面にポリエステルフィルム等を差し込んで保護した上で行う。しかし、本紙と錆が一体化してしまっていたり、紙が脆く、フィルムを差し込めないほど劣化している際は、ニッパーでクリップの上部を切断した方が安全な場合もある。
ピンや鉄釘の除去
紙力が十分な場合はそのまま引き抜くことができるが、紙力が低下している場合は、本紙とピンの間にフィルムを挟んで、そっと引き抜く。また、太い鉄釘等は、しっかりと握れるペンチやニッパーを使用して、釘全体を左右にわずかに回転させながら慎重に引き抜く。その際、釘の頭が深く埋まっていて、引き抜く際に道具の先端で傷つける恐れがある場合は、厚い紙等で本紙を保護する。
対象資料に合わせて適切な道具や除去方法を判断するには、経験と慎重な姿勢が求められる。
2016年3月23日(水) 茶道具の風炉先屏風を木箱ごと収納する差し込み箱
都内のある美術館様からのご依頼で、風炉先屏風を収納する保存容器を作成した。この屏風は、茶の湯で茶室と道具畳の向こうを囲む茶道具の一つである。屏風は木箱に収められており、これまでは木箱をエアキャップにつつみ、輸送に使用した茶色の段ボールに収納されていた。ご担当者様より「1箱に複数の木箱(屏風)を収納するため、利用頻度の高い木箱(屏風)の出し入れが容易な箱を」との希望をいただき「差し込み箱」を提案した。出し入れの際の摩耗の抑制と重量補強用に床面にポリプロピレン製のボードを設置した。
2016年3月16日(水) 明治新聞雑誌文庫様所蔵の屏風の下張りから新聞を取り出す。
東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター 明治新聞雑誌文庫様よりお預かりした屏風の下張り。今回、下張りの一部に明治期の貴重な新聞資料が使われていることがわかり、解体して新聞を取り出し修理を行うことになった。資料は下骨から2層目(胴張り)にあり、酸性紙化によって紙力が極限まで低下していて非常に脆い。まずは1枚の新聞紙になるまで、張りついた和紙を少しづつ丁寧に剥がす作業を行っている。
屏風やふすまの下張りは5〜6層の紙の重なりで構成されており、不要になった書類や手紙、新聞紙など再利用されることがよくある。今回も新聞以外の層からは、地方の尋常小学校の試験問題や答案用紙、成績表などが多数見つかった。
関連記事
2016年3月9日(水) ゲームソフトのフロッピー、テープ、CDを保存するには。
NPOゲーム保存協会様からのご依頼で磁気ディスク用(3.5インチFD、カセットテープ、5.25インチFD)、CDなどのゲーム資料の保存容器を作成した。ゲーム資料は複数の異なる素材から構成されている。例えばゲームソフトであれば、フロッピーやテープなどのデータを記録した媒体とともに、プラスチック製のケース、紙に印刷されたマニュアルや外カバーがあり、これらも大事な資料である。こうした資料は、構成素材や環境要因が複合的に影響することで劣化が進んでしまう。ゲーム保存協会では、資料を素材ごとに分離し、各々適した方法で、環境や素材からの腐食性ガスを吸着し、温湿度の急激な変化がない、涼しく乾燥した場所(温度20℃以下/湿度50%RH以下)でメディアを保管している。保存容器は酢酸他のVOCを吸着する汚染ガス吸着シートGasQ®を組み込んだ新きりなみ仕様。ガス吸着機能とともに、容器内の相対湿度を安定させる調湿効果を発揮し、環境要因からくる収納物の劣化を最大限に抑制できる。
2016年2月24日(水) 映像フィルムの劣化要因「ビネガーシンドローム」と、劣化の進行を低減できる保存容器。
映像フィルム用のシェルボックス。写真や映画の撮影フィルムのうち、特にアセテートベースの物は密閉性の高い容器に入れて長期保管すると、酢酸を放出し、それが再びフィルムに吸着することで加速的に劣化が進む「ビネガーシンドローム」が起きる。映像フィルムの長期保存には低温低湿に管理された保管環境が不可欠だが、収納する容器内に酢酸を充満させないことも重要だ。 ある程度の通気性があるアーカイバルボード製の保存容器に入れ、さらに容器の底に交換可能な汚染ガス吸着シート「GasQガスキュウ」を敷く事で、より効果的に劣化の進行を低減できる。付属の下敷きボードは、中心の突起がフィルムコアの穴にぴったりとはまり、固定できる構造だ。また、古くなったコアは抜いて保管する場合には、フィルムの内径に合わせた円盤スペーサーを取り付ける。
2016年2月17日(水) 大判の汚染ガス吸着シートGasQは手作業で一枚ずつカット
汚染ガス吸着シートGasQ断裁品のご注文をいただいた際、機械断裁できない大判サイズは工房内で手作業で一枚ずつカットする。GasQをロールホルダーにセットし、必要な長さを引きだしてカッター台に固定する。こうすることで、しわや折れ目をつけずに歪みのない正確な寸法を切り出せる。このロールホルダーは市販のハンガーラックに手を加えたもので、不織布や薄紙の断裁に重宝している。
2016年2月10日(水) 手書きノートの非水性脱酸性化処置。
一枚ものの手書きノートに対する脱酸性化処置。基材の紙とイメージ材料へのスポットテストを行ったところ、手書きインクが水溶性であることが確認できた。水溶性のインク等が使用されている資料に対して、水性の脱酸性化処置を行うことはできない。そのため、Bookkeeper法による非水性の脱酸性化処置を行った。Bookkeeper法とはプリザベーション・テクノロジーズ社が開発した、不活性液体に酸化マグネシウム微粒子を浮遊分散させた液体である。処置前の平均pHは4.4であったが、処置後の平均pHは8.1に上がった。
2016年1月27日(水) 革装本の表紙の虫損を和紙の繊維で直す。
虫損は和装本ではお馴染みだが、革装本でも稀に見ることがある。今回の革装本(シリーズ本6点)は構造的な傷みはないが、表紙や背表紙に大小の虫損がある。本全体としては傷みのない綺麗な資料であるがゆえに虫損がとても目立つ。できるだけ目立たないようにして欲しいとのお客様のご要望で、和紙繊維による虫損部の補填処置を行った。
表装の革の色に似寄りの染色和紙を、ピンセットで細かく繊維状にちぎり、虫損の穴にでんぷん糊を塗りながら和紙を埋めていく作業を繰り返し、欠損部の表面が平滑になるまで行う。乾燥後、革の色調や模様に合わせて補彩し、本全体に保革油を塗布し仕上げる。
2016年1月22日(金) 日本郵船歴史博物館様の絵画の収蔵環境を保存容器とガス吸着シートで改善
日本郵船歴史博物館様から収蔵庫環境をより良くするため、絵画84点用の保存箱製作のご依頼があった(以前の船体模型用保存箱の事例はこちら)。これまでは、剥き身、エアキャップ梱包、酸性の茶段ボール製の箱で収納されていた。今回用意した箱は、資料一点ずつのサイズに合わせた差し込み箱。空気中の汚染ガスから資料を守るためだけでなく、木製の額から発生する酢酸などの汚染ガスへの対処として、一点ずつGasQで包んでから箱に収納した。箱にすることで自立しやすくなり、以前よりも省スペースでの収蔵と容易な出し入れが可能となった。ご担当者様からは「これまで感じていた酸性紙特有の甘酸っぱい匂いがなくなった」と評価いただいた。
2016年1月13日(水) 処置前のイメージ材料の同定と耐性確認のために赤外線顕微鏡カメラを活用しています。
近現代の紙媒体の記録資料には様々な紙とともに、様々なイメージ材料(インクや染・顔料など)が使われている。こうした資料に洗浄や脱酸性化や抗酸化などの処置を行う場合には、可能な限りイメージ材料の同定と処置に対する耐性を確認する必要がある。画像はジアゾタイプのサンプル資料を使っての赤外線顕微鏡カメラによるチェック。印字箇所の近くに鉛筆で目印の線を引いて、赤外線照射下で観察すると、鉛筆(黒鉛)の線ははっきりと観察できるが、紫色のイメージ材料の部分は見えなくなる。これは、ジアゾだけでなく、こんにゃく版の資料にも見られる特徴である。ほとんどの場合は目視や基材の紙の感触で判断できるが、タイプ打ちのこんにゃく版や、手書きインクにメチルバイオレットが含まれる場合など判別しにくいものを確認するときは、赤外線顕微鏡カメラを活用している。
2016年1月6日(水)当社のシンボルとロゴタイプをデザインした田代卓さんの仕事をまとめた本が出版されます。
当社のシンボルとロゴタイプをデザインしてくれた田代卓さんの仕事をまとめた『The Works of Taku Tashiro 田代卓の仕事』が1月16日に出版されます。表紙の顔のイラストをご覧になれば、きっと誰もが、どこかで見たことがあると思われるのではないでしょうか。この本には30年にわたるポップでフレンドリーな独特のイラストとデザイン708点が収録されています。なお、当社が毎年お正月とお盆にお客様にお配りする手拭いのイラストも、田代卓事務所に所属する Yuzukoさんが毎回、描いてくれています。