今日の工房 2011年 8月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2011年08月25日(木)

絵画や木製彫刻、陶芸品などの美術工芸品の収納、保管に使う綿布団。 外部からの衝撃や振動を和らげる「緩衝材」として、容器内部で文化財を安定させる。立体面のカーブ、凹凸など、ものの形状に合わせ包み込むように支える。 コットンライクな柔軟性とクッション性があり、コシがあるので部分的に入れるだけでも充分に固定できる。緩衝材としての機能を維持しつつ、文化財の長期保 存に適した素材を使用している。

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2011年08月18日(木)

エア・ストリーム乾燥法を使用したフラットニング。湿らせた資料を不織布、ろ紙、段ボールで挟み、扇風機の前にセットする。段ボールの波板の隙間から絶え ず新鮮な空気を送ることで、濡れた紙を均一かつ素早く乾燥させることができる。途中の吸い取り紙の交換も不要で、仕上がりも良い。詳細はスタッフのチカ ラ:「エア・ストリーム乾燥法―大量の湿った紙媒体を早く、平らに乾燥する」に。

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2011年08月11日(木)

短冊を保存するための台差し箱。短冊の束を分類して収納するため、仕切りをつけた。また、箱から取り出す時はフラップを開き、敷板ごと引き出すことで安全に扱うことができる。

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2011年08月05日(金)

長年の保管方法や利用によって、背のラウンドが変形した資料に対する補修処置。解体し、旧背ごしらえを除去後、仮固めを行う。仮固めが完全に乾く前に背が半円形を描くようにハンマーで補正し、背ごしらえをする。表紙と接合して完成となる。

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