今日の工房 2005年 8月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2005年08月30日

全長が3メートルを超える長尺の箱を作る。定寸のアーカイバル・ボードを継いで、歪みが生じないように3人がかりで組み立ててゆく。蓋も同じように作成して、桐箱なみの安定した小環境(minimum environment)を形成する大型巻子箱が完成。

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2005年08月23日

革装幀本修復の最後の工程のレザー・ドレッシング。レッド・ロットと呼ばれる、皮の表面が赤茶けて粉状になる状態を抑えた後に、ラノリンとシリコーン・オイルで作った保革油を含浸させ、乾かした後に、柔らかいクロスで磨くと、革に艶が出て、金箔の輝きも戻る。

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2005年08月16日

多段トレー付きアーカイバル容器。既存の棚のサイズに合わせて作成された。前のフラップが上下に開き、中のトレイを別々に引き出すことができる。仕切もお客様の希望に添って作る。

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2005年08月08日

明治から昭和前期の新聞の洗浄と還元漂白。茶褐色に変色した新聞を洗浄し、脱酸性化の後に還元漂白を施し、白色度を戻す。当社独自のクリーニング・ポケット養生(特許出願中)により、傷んだ新聞も難なく扱える。

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