今日の工房 

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2013年02月21日(木)

銅像を収納する保存容器を作る。既存の木箱にガス性の酸を感知する薬剤を染み込ませた紙片(A-Dストリップ)を入れると、6時間後に元の青色が緑色に変色した。木箱の組み立てに使う接着剤、もしくは木そのものから有機酸が放出し、箱の中が酸性雰囲気であることが判る。新たな保存容器は錆の原因となる腐食ガス吸着機能と防湿効果をもつ「新きりなみ」仕様となっている。銅像は綿布団を敷き詰めたシンクに納め、元の箱とともに収納した。

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